2009年6月14日日曜日

ビジネス世界は、実力がモノを言うジャングルだ!

先週の金曜日(6/12)に、幕張メッセで開催されたIT展示会に行ってきました。職業柄、この手の展示会とかセミナーにはよく出席するのですが、今回は、色々な面で素晴らしく、感動した。
IT業界動向的な事を言えば、「クラウド」と言う、数年前まで、夢のまた夢と言われていた様な技術が、いよいよ具現化しつつあると言う事を確信した。
おそらく、数年内に本格的なネットコンピューティングの世界が出現する事となるでしょう。
細かい技術的な内容は、ここでは説明しませんが、15年前のWindows95革命、10年前に起きたブロードバンド革命を遥かに凌駕するレベルの激震がIT業界に起きるでしょう。
今後、徹底的にこの分野を研究してゆきたいと考えております。

もう一つあります。
あの、かの有名なiMode生みの親と言われる夏野剛氏の講演がありました。
「近未来の携帯電話」をテーマにした内容でしたが、テーマの内容以上に、彼のキャラクターに感動した。
氏曰く、「現在、8つの会社で役員をやっている。」との事だったが、そのこと自体に、ビジネス界の時代の流れを感じた。

私がサラリーマンを始めた90年代初頭では、大企業の役員と言うのは、サラリーマンのゴールであり、夢であると共に、ビジネスマンとしての終点であった。
よって、新卒でどっかの会社に入社して、若いころは一生懸命雑用をして、上司や先輩に怒られながら、一歩ずつ社内で地位を上がり、30年位掛けて、
ごく一握りの者が社内出世競争に勝ち抜いて、役員になると言う神話を、深層心理の中で信じていました。
しかし、そういう古い体質の会社システムに、氏の存在自体が真っ向から反対しており、その事自体が、私にとっては、改めて、衝撃的であった。
私の様に、6回の転職している人間には、「役員」なんてのは無縁の話だと深層心理で思っておりましたが、能力と努力で、克服できることを、氏を見て、改めて実感した。
やはり、ビジネス世界は、実力がモノを言う、ジャングルだと言う事を痛感した。
兎に角、とても充実した展示会であった。

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