2009年2月3日火曜日

拓銀破綻の根本原因 VOL.1

久しぶりの更新です。
実は、思う所があって、ブログの更新を止めていたのですが、やはり思う所があって、再開することにしました。
という訳で、また始めます。
再開の一発目は、ずばり「拓銀破綻の根本原因」です。

このテーマを選んだのは、一義的には、大学卒業後に新卒で入社した会社(北海道拓殖銀行)の事を、最近、なぜか良く思い出すからです。
(ただ、単にノスタルジーに浸っているわけでもありません。)
もう一つの理由としては、拓銀破綻に至る根本原因が、現在に至るまで語られていないと感じ、このまま風化してしまうのを恐れるからです。
(誰か指摘するだろうと思っていたのですが、誰も指摘しないので、私が指摘すると言う感じです。)
また、「なぜ今更?」と言われれば、現在の金融危機の時にこそ、元破綻会社の社員の意見として、
「『他山の石』的な価値」が生じていると考えるからです。

因みに、破綻した企業や業績不振な企業の多くが、実は、同じ「根本原因」を抱えていると推測されますので、是非、このブログをお読みになって頂き、
御意見等も頂ければ、光栄に思います。
と言うのも、こういった言った経営学的な問題は、私にとっての永遠の課題だからです。

では、始めます!
確かに、インターネットサーフィンをすれば、ウィキペディアを始めとして、「拓銀破綻」の原因を分析するサイトは沢山あります。
そして、拓銀破綻の原因に関しては、ウィキペディアの記事に書かれている事が、表面的にはすべてです。
曰く、「北海道を地盤とし、バブルの波に乗り遅れた焦りから、無理な融資に走り、バブル崩壊と共に自壊した。」との分析です。
正しいと思います。
実際に、この論点は、私が拓銀在職中から、よく言われていたことだし、破綻後の日本経済新聞の分析記事もその辺がポイントでした。

ただ、内部にいた私に言わせれば、これらの論点は、ジャーナリストや銀行業界関係者が、現象面のみを精査した結果物であり、内部からのみ見えた「根本原因」とは、残念ながら、必ずしも一致しません。
その辺を踏まえて、「根本原因」と考えることに事に関し、書こうと思います。

別にもったいぶっている訳では無いのですが、ここまで書くのに、予想以上時間がかかりました故、続きは、もう少し待ってください。(誰も待っていないか。。。)
今週中には、続きをアップします。

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