2022年3月23日水曜日

医学部の学生との事ですね。

大学入試と言う事に絡めて、少し昔話をしたいと思います。私は、第2次ベビーブーム直前の世代で、同年代は全国で200万人近くおりました(尚、2021年の新生児数は84万人)。

更に、バブル景気真っ盛りのカネ余りの時期で、当時は地方の隅々までカネが行き渡っていたので、地方に住む高校生も、皆、東京の大学を目指している様な時代でした。

従って、東京エリアの大学入試は、正に熾烈を極めており、浪人は当たり前だったし(俺も一浪)、日東駒専の偏差値が、「九州大学とか東北大学を超えた。」と言っていた時期です。(今の若者には信じられない事だと思います。)

野村証券の新入社員の夏ボーナスが、400万円を超えたとか言われていたバブル期だったので、高校生は圧倒的に文系志向でした。そんな「大人気文系」にとって、司法試験、銀行証券、あるいは朝日新聞やテレビ局等のマスコミと言うのが文系トップの定番でしたねえ。まあ、製造業も東芝、パナソニック、シャープ、日立、ソニーあたりが正に世界を席巻しており、日本的な終身雇用や年功序列が世界的に賛美され、米国の経営学でも日本企業研究講座が大人気でありました。まあ、1990年代の話で、今や四半世紀前の話になりますが、隔世の感があります。

銀行や証券は今や完全にIT技術にとって代わられ、リストラに次ぐリストラ(特に銀行)です。テレビ局も全然ダメだけど、新聞社はもっと酷いです。新聞記者という職業は既に絶滅危惧種と言った感があります。弁護士も、海外企業とのM&A専門とかの超高級取り弁護士が生まれた一方、21世紀に入ってからは、生活困窮弁護士さえ出てきて、司法試験人気は凋落し、各地の法科大学院は閉鎖が相次いでおります。

1990年代前半と言えば、ワープロと言う和文タイプライターが広く出始めた時期で、1台20万円位で販売されておりましたが、PCはまだ一般的ではなく、一部のゲームマニアとかが使っている程度で、ビジネス用途で使われる事は皆無でした。それどころか、PCを使う人、怪しいヤツ位の世間的な認識でした。

今や、PCやスマホ経由で、世界中を瞬時に情報を飛び交う時代で、高度なデータ処理が一瞬で行われ、英語が世界のビジネス語として普通に使われております。まあ、こんな状態は、1990年代には誰も予測さえできなかった事です。

長々と書きましたが、自分で書いていても、高々、30年程度でここまで社会が変わるのか?と驚愕さえもします。

2.




>コーディング力にMSが今投資したということは、これからコーディング力をつけていってもチャンスがある、ということでしょうか。これからキャリアを考える観点でも重要なイベントだったのですね。



>コメント失礼します。いつもブログで刺激を受けてます。 ブログを拝見してプログラミングを始めようと思いました(ゴリゴリの体育会で知識0です) もし貴公子さんが新人社会人だったらどのようなロードマップで勉強を進めるのか気になります。お時間あえば教えていただきたいです。



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