2010年9月10日金曜日

【週刊貴公子】 9月第2週号。 日本社会の文法 (振興銀行の破綻を読み解く。)

あの拓銀でもしなかった、日本銀行史上発のペイオフが、いきなり発動されましたね。

ただ、あれだけ騒がれていた銀行に、ペイオフ限度額を超える金額を、未だに預金していた人がいるとは、何とも呑気ですなあ。。。

http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY201009100196.html

(以下、引用)
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東京都中央区の小伝馬町店で開店を待っていた同区の男性(73)の預金額は3千万円。「2千万円が消える。本当にショックだ」。入り口の扉をガタガタと揺すって悔しがった。預金したのは08年。1年定期で利率は1.3%だった。「利息がよすぎて変だとも思ったが、まさかできたばかりでつぶれるとは。事件が発覚した時に全部おろすべきだった」と悔やむ。
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一方、「木村剛は何をしたかったのか?」と言う下記の記事に関しては、日本社会の文法から読み解けば、簡単に理解できると思われます。

つまり、「すべては10年前から、仕組まれていた!」と読み解く。
いきなり、ペイオフすれば、他の銀行に預金している人にとっても、「1000万円以上の預金を、分散させようとする」インセンティブが働くのは必然。
そして、分散先は、「なぜかペイオフ限度が2000万円である郵貯」に集中するのも必然。
したがって、郵貯に金を集めさせるために、あえてここで、ペイオフを行った。
つまり、「政府による、郵貯バンクへの強力な営業支援」と読み解ける。

おそらく、郵貯に金を集めまくって、日本国債を購入させまくる。
国債が「順調に消化」されるので、大規模な財政政策(ばら撒き政治)が可能となり、現政権の余命は劇的に伸びる。
そういうシナリオでしょうね。
ミエミエですなあ。。。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100910/fnc1009101104016-n1.htm

(以下引用)
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別の元行員は、木村前会長と融資をめぐり意見が対立して銀行を去ったが、「審査もろくにせずに大口融資をして、取締役会もなあなあ。積もり積もった不良債権があり、破綻という結果も仕方ない」と当時を振り返った。大手銀行の貸し渋りから中小企業を救うと訴えた木村前会長を信じて業務を続けてきた従業員もいただけに、この元行員は「結局破綻になり、木村さんは何がしたかったんでしょうね」と憤った。
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