2021年1月6日水曜日

天の声としか思えない!

年老いた母親が上手い事を言っておりました。曰く、「コロナ騒動で、日本社会は、戦前と戦後の違い位、変わった。」との事。

これは非常に旨い表現だと思う。しかも、このレベルの激震が世界規模で発生した訳であり、正に、天地驚愕の事態が良くも悪くも発生しました。勿論、コロナ禍で大変な思いをしている人が沢山いることは、承知の上です。そして、貴公子自身も大きな影響を受けております。(家族旅行や出張が非常に制限されるとか。)ただ、それでも、コロナ以前の異常な点のいくつかが修正されているのも事実です。

具体的には下記。(両方ともクリックで関連記事にジャンプします。)

2020年CO2排出量、コロナ封鎖で過去最大7%減 国際研究

20年度医療費は過去最大のマイナスに

上記の二酸化炭素削減と医療費削減はの2つは、長い間、大きな社会問題であったが、あっさり今回のコロナ騒動で解決しました。

また、これ以外にも、急速なデジタル化進行、紙文化との決別、ハンコ文化消滅、リモワクの急速な普及と言った「良い面」が確実にあったと思う。こうした事は、どれも今回のコロナ騒動が無ければ、後10年は解決しなかった問題だったと思う。

ここ10年位、観光業が世界的に発展し、世界のどこに行っても観光客ばかりで、「観光公害」が深刻化していた。日本国内では、京都、鎌倉、浅草なんて行くと、外国人観光客で溢れかえっており、ホテルの予約も取れなくなっていたし、東京Desiney Landも朝の新宿駅並みの大混雑で、辟易としていた。(貴公子が住んでいる東京湾岸エリアも、観光客向けのホテルばかり増えており、いくら何でもやり過ぎだと思っておりました。)

それと、飲食店業界の方には申し訳ないが、ラーメン屋や回転すし店に、何時間も並ぶと言うのも、戦後の食糧難時代でもないのに、非常に違和感があったし、居酒屋で何時間も酒を呑むと言う我が国独自の文化にも、うんざりとしていた。ついでに言えば、いつも満席の新幹線にもイライラしておりました。(何で、趣味みたいに、ビジネスマンは新幹線に乗るのか?と不思議に思っておりました。)

そうした意味で、貴公子も含めて、皆が浮足立っていたと思うし、余計な事に労力を使っていたと思う。旅行は年に1~2回程度にして、酒を呑みたい人は家で静かに呑めば良い。

ラーメンなんて1時間行列してまで、食べるものではない。観光業界や飲食店業界は、今回のコロナ禍で撃沈したが、そこで働く人の何割かでも人手不足業界と言われる運送業や介護業界に転職すれば、正に社会問題さえも解決できうる。

今回のコロナ騒動は、浮足立った社会に対する、天からの警告だとしか思えない。天は、「もっと堅実に、地に足を着けて生きなさい。」と言っている様にしか思えない。

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