2020年4月19日日曜日

【コロナ禍】話を日本のサラリーマンに敢えて矮小化します。

コロナウイルスをきっかけとして、正に世界が急激に変わって来ております。
世界の政治経済の枠組み自体が急激に変化しており、深く衝撃を受けております。
さて、アメリカでも、剥き出しの暴力が蔓延しつつありますね。
→ First thing: Michigan protesters would rather 'lock her up' than lock down

ただ、今回は、我が国のサラリーマン社会にもたらされる衝撃に絞って、今回のコロナ禍を考えてみたい。

まず、最初に強調したいのは、今回のコロナ禍で、自営業者の方が、「休業補償を政府はすべきだ。」と訴えている件について書きたい。
休業補償をすべきであるとは思う。
と言うか、休業補償をする事は、国家としての最低限の役割だとさえも思う。
ただ、残念ながら、30年前ならいざ知らず、今の日本という国家には、その力はないのです。
このブログで過去に散々、書いてきましたが、日本は今や世界の中では2流国でしかなく、2025年には3流国に転落すると思っております。
(3流国と言ったら、アジアで言えば、マレーシアやインドネシアと同ランクで、タイには及ばないレベルとなります。)
そんな日本政府が、北欧の高福祉国家の様に、手厚く国民に補償をする事はできません。
テレビでコメントしている人には、この視点が無いように思っております。

こういう没落国家に於いて、今回のコロナ禍は致命的です。
恐らく、非常に多くの会社が倒産するでしょうね。
ほぼすべての業界がきつくなる筈だが、特に、航空業界や旅行業界(旅行者激減の為)、不動産業界&建設業界(リモートワークの有効性が認められ都心オフィスの縮小とオリンピック延期による居住用マンションの暴落)、金融機関(景気悪化の為)、高級ブランド系(百貨店系統)、エンタメ系統(遊園地、コンサート、スポーツ興行、展示会主催会社)は、壊滅的な打撃を受ける筈です。
知り合いの不動産開発業者勤務の友人から、かなり酷い状況報告が入って来ております。

私が勤務するのは、IT業界であり、上記に挙げた業界に比べれば、マシなんでしょうが、それでも無傷でいられる訳もなく、正に1920年後半の世界恐慌並みの不況が遣ってくる筈です。
そうなると、街に失業者が溢れて、治安も悪化するでしょうね。

一介のサラリーマンとして、どう生き延びるか?
今回は、「手に職のない中高年」と言う、今までのリストラの対象だった人達だけではなく、手に職があろうがなかろうが、若かろうが年を食っていようが、悉く影響を受ける事になるでしょうね。
経済に対する衝撃は、歴史上経験のない、破壊的なモノとなる筈です。
恐らく、リーマンショックとかバブル崩壊時とか、そんな甘いモンではなく、終戦直後の日本といったレベルで、激変する筈です。

そんな訳なので、対策の立てようもありません。
サラリーマンは成り行きに任せて、臨機応変に生き延びるしかないですね。
天地がひっくり返っても、生き延びる奴は生き延びる訳です。
一方で、超高学歴で国際資格を沢山持っていたって、ダメな奴はダメな訳で、こう言う時にこそ、サラリーマンとしてと言うか、人間の生命力が試されると思っております。

生命力と言えば、本ブログでも何度か紹介した下記の本の著者、太永浩氏は、先の韓国総選挙で、国会議員に当選したとの事ですね。
→ 韓国の総選挙、北朝鮮の元エリート外交官が当選=韓国ネットは「南北統一のために力を」と期待
============
当選したのは保守系最大野党「未来統合党」の太救民(テ・グミン)氏。太氏は、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)国際関係大学を卒業後、駐英北朝鮮公使や同国外務省欧州副局長などを歴任した「北朝鮮エリート」出身の脱北者という。2016年8月に家族とともに脱北し、ドイツ経由で韓国に亡命したという。
=============

凄い男ですね。
正に、生命力の塊です。
この生存力が今の日本人サラリーマンにも求められていると考えております。

0 件のコメント:

コメントを投稿