2018年7月1日日曜日

大王製紙元会長、井川意高氏の話は、兎に角、面白い。

創業者一家出身で、30代そこそこで、大王製紙会長となった井川意高氏の記事が、最近は沢山出ております。
2013年に会社のカネを使い込んで、カジノ遊びに耽り、とうとう、逮捕収監されましたが、去年秋に出所して、今は、各種メディアに積極的に登場しております。
この男、なかなか面白いです。

カジノで106億円熔かして服役、大王製紙前会長のオーナー経営者論
(以下引用)
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父に連れられて大学生のころから銀座で飲んでいました。名だたるオーナー社長に可愛がってもらいましたよ。まさに銀座は夜の社交界でした。
 価値観や話題が合うので、やはり創業家出身の社長に親近感を持ちます。正直、相手がサラリーマン社長なら「ああサラリーマンか」と思っていました。オーナーと同じような遊び方もできませんしね。上場会社の社長より、むしろ地方のオーナー社長の方が使える額が多いようです。
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まあ、率直な男です。
ここまで、ズバリと言ってくれると、不快感どころか、爽快感を感じます。
そして、ある面においては、正しいと思う。
一般的な上場企業なら、株主こそがオーナーとして、責任感を持って、会社運営に当たべきであるが、我が国にはそういう文化はないので、結局、「サラリーマン社長」のやりたい放題となっている企業が散見されます。(東芝、旧シャープ等)
「しょせん、サラリーマンだから、最終責任を負わないで逃げる。」と記事の後半で井川氏は記載しているが、まあ、ここは正しい。

こんな記事もあります。
終わっていないカジノ事件 動かぬ製紙再編 井川氏語る

(以下引用)
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2013年6月、会社法違反(特別背任)で懲役4年の実刑判決が確定。3年2カ月の服役を終え、昨年10月に刑期を満了した。やさぐれた感じはなく明快に論理的に話す。かつて売上高約5000億円の企業経営者だった時のプレゼンテーションのようだが、やはり話す内容からにじみだすのは常人を外れた感覚だ。

 「なぜギャンブルをやめられなかったのか、よく聞かれます。私にとってギャンブルは釣りや登山のようなもの。平日に仕事をしている時も、週末の釣りのことばかりを考えている。登山も命を落とすかもしれないのにやめられない。ギャンブルの魅力は、ドーパミンが出るこのスリルなんです」(中略) 

だが事件で一族の富をすり減らし、借金を返すための株式放出が、業界再編のしこりとなっている。本人からそれに対する切迫した自覚は感じられなかった。「済んでしまったものはどうしようもない」とは、自分に言っているようにも見えた。
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完全にギャンブラー気質ですね。笑
好きです、こういう人。

>本人からそれに対する切迫した自覚は感じられなかった。

まあ、こういう人は、一般人みたいにイチイチ、自省したり、罪悪感に駆られることはないですね。
良くも悪くも、一般人とは違います。

兎も角、面白い人物ですね。
今後も、Watchしてゆきます。

併せて読みたい。
→ サラリーマンの限界を見た!

1 件のコメント:

  1. 国民電波洗脳による、テレビ、新聞、週刊誌、ラジオ等の、嘘八百の見事な洗脳情報と、嘘と騙しと仕掛けと、策略に満ち溢れた世の中で、思考停止状態にある日本人は、自分自身の脳、すなわち思考そのものを点検せよ! 我々はハッ、と気付いて、いや、待てよ! と立ち止まり、常に注意深く、用心深く、警戒し、疑いながら生きれば、騙されることはない。 今までの常識や、全ての事柄を疑うべきだ!

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