2017年11月8日水曜日

日本人は、もっと、いい加減にならないとダメだ!

知り合いの若い中国人女性が、日本の大学卒業後、長く勤務していた日本企業を退社して、中国に帰国する事になりました。
日本語はペラペラ、英語も貴公子と同レベル、勿論、中国語ネイティブです。
頭の切れも凄まじかった上、努力家で真面目でもありました。

「なぜ、帰国するのか?」とバカな質問をしたところ、「日本企業はスピード感がなく、面白くない!」との事をかなり熱く語っておりました。
要は、どうでも良い社内調整ばかりやって、やたら根回しばっかりコソコソして、会議は形式的な美辞麗句を並べ立ててるだけで、中身がないとの事。
昔から大好きだった日本だが、最近は、その気持ちが消えたとの事でした。
それでも、給与でも良ければ、まだ我慢できたが、同業の中国企業と比べても、日本企業の給与は、良い訳ではなく、話にならないとの事でした。

まあ、御指摘の内容には、完全に同意します。
日本人は、きめ細かさや精密さばかりを自慢して、たかが社内会議でも、無難に綺麗に(誰も傷つかずに)、終了する事ばかり気にしている。
中国企業や韓国企業の様に、徹底的に議論すると言う姿勢が、完全に欠けていると思う。
メンタルが弱いのかも知れませんがねえ。。。。

また、60点とか70点の状態で、大型投資して勝負する中国企業を、日本企業は内心、「あいつら雑だから。」とか小馬鹿にしているのも、あまりにも視野が狭い。

今や、中国は世界最先端のFintech国家であるし、南部の深圳市はシリコンバレーを超える世界的な知の集積エリアとも言われております。
皆、良い意味でテキトーで勝負をかけているから、競争が過熱して、次々と新技術が生まれているのに、我が国の企業は、ただただ、精密さばかりを追及しておりますなあ。。。

どの日本企業も、海外では、やたら「当社サービスは、日本品質です!」とか言って、自己満足に浸っているが、日本品質なんて、21世紀に於いては、トロイ、ダサいの代名詞でしかない。
そうであるのに、未だに、それに気が付かない、日本企業上層部の頭の中は、お花畑状態ですなあ。。。
官僚連中も、エリート意識だけが異様に高いだけで、実態は天下り先での退職金の計算を一年中やっている様なセコイ奴らばかりで、完全に終了しておりますなあ。。。。

色々な意味で、上海やソウルに東京は完全に抜かれている訳で、最近は、バンコクとかにも負けそうであります。。。。
知り合いの上海人の社長も日本が好きだから住んでいると言うよりかは、物価が安い割には各種サービスが良いと言う、Cost Performanceの観点から東京に住んでおります。

日本人も、日本企業も、もっと「いい加減」になって、「エイヤー!」でやってみる精神を持たないと、外国企業や外国人に簒奪されるだけのカモになります。
と言うか、既になっているかも知れませんが。。。

国家を憂う!


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