2017年7月9日日曜日

アジアの中で転落する我が国を憂う!

最近は、日本の行く末が心配になります。

まあ、貴公子が心配した所で、意味はないんでしょうが、誰かが気に掛けないと本当にこのままずるずると後退しそうで怖い。

東芝救済に関する政府対応を見ていても、どう考えても、東芝株主や日本経済の事を考えている様には見えません。
高級官僚が自分の天下り先を確保したいから、政府の息の掛かる状態に東芝を置いておきたいとしか見えないのだが、気のせいなのか?

確かに自分の利益を考えるのは大切だ。(貴公子も自分の利益を優先している。)
しかし、20%でも30%でも良いから、「公」(おおやけ)の事も考えてほしいと言うのは、ナイーブ過ぎる考えなのだろうか?

さて、日経の記事です。


(以下引用)
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最近は研究開発拠点を設置する動きも広がる。自動車大手の長城汽車は16年に拠点を設け、電気自動車(EV)や自動運転の研究を開始。中興通訊(ZTE)もあらゆるモノがネットにつながる「IoT」の拠点を都内に開設した。

 すでに研究拠点を持つ華為はさらに生産まで乗り出す。日本は人件費の高さが課題だったが、中国の人件費が上昇して差が縮小。日本の割高感が薄まり、華為は新工場で生産管理の人材を多く採用する予定。中国流の低コスト大量生産と組み合わせ、品質と価格競争力を両立させる。
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いつの間にか、シャープは台湾企業になったし、東芝には韓国企業の資本が入る見込みです。
10年くらい前から、多くの企業が欧米系に買収されておりますが、最近は我が国の一流企業が、アジアのライバル企業の手に落ちております。
今後も、この傾向は続きそうな感じです。
最近、上海やソウルに行くと、東京以上の物価の高さは当たり前だし、何だかアジア諸国にどんどん抜かれている気がします。

さて、こちらも日経の記事です。
⇒ [FT]東芝は企業の惨事を芸術の域に高めた
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 東芝は上場廃止に追い込まれる恐れがあり、倒産するかもしれないと言うアナリストもいる。だが、条件反射で日本株式会社の頂点における地位は永遠だと思い込む東芝は、投資家の目には、会社側の正式な謝罪の意の表明が示唆するほど心配しているようにも、悔いているようにも映らない。
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これが問題なんだよなあ。。。
今そこにある危機なのに、危機感がない。
こんな感覚だから、タフなアジア企業に徹底的に簒奪される訳で、平和ボケ、ここに極まれりだと思う。

最近、我が国の将来を考えると、悲壮感の連鎖が止まらなくなります。
我が国の将来を憂う!


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