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2016年8月30日火曜日

通勤電車内で、心を落ち着かせて読む!

通勤途中の電車内限定で読んでいる本、アーネスト・ゲルナーの「民族とナショナリズム」です。



何しろ、片道15分の通勤電車なので、あまり読み進まないのですが、それでも行き帰りに、心を落ち着けて読んでおります。
こんな記載がありました。

>特権的集団を識別させ差異化させる独占的な特性を強調し、先鋭にし、際立たせることは、
>農耕ー識字社会の上流階層にとって明らかに都合のよいことである。
>祭儀の言語は俗語とはまるで異なるものとなる傾向が大変強い。
>まるで読み書き能力の有無だけでは、聖職者と平信徒との間に十分な障壁を築きえないか
>のように思わせるほどである。(P19 )
(中略)
>社会内部における水平的な差別化に耽溺しているのは前産業社会の方であり、
>それに対して、産業社会は階級間の境界よりも民族間の境界を強化するものである。(P20)

「祭儀の言語は俗語とはまるで異なる。」とは、全くその通りですね。
中世ヨーロッパの知的エリートがラテン語を好んだり、李氏朝鮮時代のエリートはハングルではなく、漢字を駆使していたとかは、すべて知的エリートが自分が際立たせる為の手段であったのでしょう。
我が国でも、平安貴族が和歌の遣り取りをラブレター代わりとしていた事とかは、そうなのかも知れません。

そんな事を考えながら、この難解な学術書を読んでおります。
こういう本格的な学術書は、学生時代以降、あまり読まなくなっていたのですが、久しぶりに読むと、意外と社会の仕組みを学ぶのに最良なのではないか?と思ったりします。
何より、精読して咀嚼することが必要なので、必然的に、心が落ち着きます。

世の中は、「秒速1億円を稼ぐ法」とか「人に好かれる技術」とかのハウツウ本で満ち溢れており、ビジネスマンはそう言った本に殺到しますが、むしろ、学術書こそを読むべきなのではないか?と思い始めております。

兎に角、面白い本ですが、一方で仕事を含めて色々と忙しくて、自宅でゆっくり読む時間はありません。
通勤時間中に、少しずつ読んで行こうと思います。

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