2014年7月28日月曜日

(USCPA) Mさんからのメールにブロガーとしての至福を感じた。

USCPA受験生のMさんからメールをいただきました。
メール本文は、実際には、もっと長いのですが、その一部を下記に御紹介します。
他の受験生のご参考になれば。。。。。


(Mさんからのメール)
************************************
貴公子様

以前、ブログを通して質問させていただきました、XXXXです。
再び私の方から一方的にメールを送って恐縮です。

今日は、6月下旬より貴公子さんのブログ記事『試験方式が変更になるという噂あり!』
に対する一連のコメントにお礼を伝えたく連絡致しました。

貴公子さんと匿名のCPAの方のコメントのやり取りに
とても勇気づけられ、特に匿名様の根気には自分のこれまでの不合格については
「これぐらいの失敗で挫折なんて思って落ち込んでる時間がもったいない」と
思わせていただきました。

(中略)

プロアクティブの授業では、よく佐々木先生が
「あんまり細かくやり過ぎてもこの試験受からないよ。
(性格が)細かい人は受からない」と言っており
ポイントを押さえた講義を行っていた(る?)のですが
恐らく、私は佐々木先生が想定しているラインにも
立ててなかったのだと今では思います。

(中略)

次は、「合格できました!」でメールを送れるようにしたいと思っています。
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兎に角、貴公子の駄文が、励みになってくれれば、とても嬉しく思います。

ブログをやっていると周囲に言うと、「そんな事やって、何のメリットがあるの?」と言われることが多いのですが、貴公子はここに関しては、ある意味で、とてもナイーブです。

いつも以下の様に回答しております。
「他人の為に少しでも役に立てるのなら、貴公子の時間や労力をちょっとばかり、裂くことなんて全く気にしません。利他の精神こそが世界に必要だと思うし、また、他人が恩恵を受ければ、そうした恩恵は巡り巡って、いつかは自分にも帰ってくると純粋に信じております。」と。

ところで、P社のS講師には、ライセンス取得の際に、10分だけ面談していただきました。
(貴公子は完全独学でUSCPAをクリアしたのですが、合格後のライセンス取得手続きだけは、P社を利用しました。)

まあ、一言で言って、S先生は、天才肌ですね。
>プロアクティブの授業では、よく佐々木先生が
>「あんまり細かくやり過ぎてもこの試験受からないよ。
>(性格が)細かい人は受からない」と言っており

天才肌の人は、確かにざっくりと勉強して、全体理論を抑えれば合格できるでしょうね。
ただ、貴公子を含めた、「普通の人」は、やはりコツコツと一つずつ、理論を押さえて、時間を掛けて勉強するしかないでしょうね。

ひとつ例をあげましょう。
貴公子は、間違って(?)、日本を代表する超有名高校に、高校入試で入ってしまいましたが、そこで秀才とか天才としか思えない人間を沢山見てきました。

ある友達は、高2の時に、高3&浪人向けの駿台の東大模試を受験して、総合得点で成績優秀者として、予備校の冊子に名前が載りました。

貴公子 「凄いじゃん。一体、どんな秘密の勉強法があるんだ?」
友人  「自宅では平日1時間以上の勉強はしないし、土日は一切勉強しないし、本当に何もしていない。強いて言えば、模試前の一か月は、土日も数時間は勉強した位かな。お前もやれば、できるよ。きっと。」
貴公子 「お前の基準で物事を計るな。なんかムカつくなあ。。。」

と言う様な、普通から逸脱した天才や秀才は、この世に存在します。

ただ、一言付け加えるならば、この高校では、この様な友達はある意味、「邪道」でありましたねえ。
「真に優秀ならば、ドイツ哲学とか整数論とか、相対性理論とかの『研究』を進めるべきである。」と言う思想が、あの高校では主流でありました。

教師も心底、そう思っており、「普通にやっていれば、東大位は簡単でしょう。」と公言していたので、「数列が分からない。」とか言って、大学受験参考書を持って、職員室に質問に行くなんてのは、「恥ずかしくて」、出来なかったですね。
逆に言えば、「大学受験勉強なんてのは、高3の正月明けからすれば良い。高2から、塾に行ったり、大学受験参考書を読むなんてのは、浅ましい。」と言う雰囲気でした。
もっとも、この水準に達する学生は、さすがに多くはなかったですがね。(1割くらいか。)

話を元に戻します。
P校の佐々木講師とは、10分間おしゃべりをしただけだけど、そうした「天才性」を感じました。
Mさんに一つだけ、偉そうに忠告をさせて頂くのならば、「佐々木講師の基準は、我々の様な普通の人とは異なるのでは?」と言う事です。

余計なことをベラベラと言ってしまったかも知れませんが、兎に角、Mさんの朗報をお待ちしております。
頑張ってくださいね。

5 件のコメント:

  1. 貴公子様、M様、
    何回かコメントさせていただいた、匿名のCPA(not in public practice) です。

    Mさんは現在P校で勉強されているのですよね?それだけでスゴい事だと思います。
    P校は既にバックグラウンドがある程度ある方を対象にしているので
    私には絶対無理だったと思います。
    ですので、落ち込む必要は全くないですし、S先生のいうことは、ある意味当たってますが、誰もが「講師の言うとおりにしたら3ヶ月で合格できました!」というわけではないですよね。知り合いにデキる方でP校の方がいますが、予想以上に苦戦しているようですし。
    いろいろな人がいろいろな事をいいますが、それらを参考にし結局自分で試行錯誤、経験して、掴むしかないのだと思います。
    この試験は範囲が広いし、勉強すればするほどゴチャゴチャになり、それを如何に自分で上手く整理して理解、覚えるかが大事なのだと思いました。確かに細か過ぎても〜というところはありますが、2011年からのCBTではますます理解が問われ中途半端な勉強では難しくなってきてます。
    2007年くらいにアメリカ人でNY州全科目満点合格者がいましたが、彼もとにかく徹底的に隅々まで自分はやったと言ってました。

    貴公子様の「天才肌」コメントについて、
    自分の勝手なカテゴリーですが、次のように分類できるかもと思っております。

    1.アインシュタイン系天才肌。
    2.日米有名大学ご出身でスゴいキャリアのデキる方。
    3.なんでアナタが受かったの?の自分。

    USCPAはそもそも1と2のタイプの方を対象とした試験だと思います。
    また昔の書籍を整理していたらこんなのを見つけました。

    何かを達成するための方程式;
    天性の能力✖️努力✖️X(ナゾのエックス) = 達成、合格

    なんか監査リスクの式みたいですが、
    これに上の1,2,3のタイプを当てはめると

    1. の方は 99:1:0 =100
    2の方は 80:20:0 = 100
    自分は 1: 70: 29 = 100

    になるかと思います。
    人間は平等なのは時間くらいであり、後は不平等だったりします。
    1の方は、やらなくてもできる人で努力は1です。
    2の方も、自分が羨むデキる方で、有る程度の努力で合格される方です。

    では,3の底辺レベル、偏差値20-30の自分はどうかというと、努力も相当必要ですが、もう一つ大事なものがあります。それはナゾのエックスファクターです。
    つまり能力もなくデキナイ自分でもエックスファクターがあれば不可能を可能に変える事はできるということです。世の中には、数値、理論、科学では解明出来ないことがたくさんあります。おそらく自分はこのエックスファクターもあり合格できたのだと思います。

    すみません脱線してしまいましたが、人それぞれということではないでしょうか。。。
    またP校のS先生は、ハマる人とそうでない方がいらっしゃるようです。他校も1年での合格と掲げてますが、そもそも始めた人が半分近く脱落する試験で本当に一年で受かる人は何人いるんでしょうか。。。。

    余談で、もう少しで一周年ですが、完全合格が分かった瞬間は今でも忘れられず、簡単に合格してしまう天才肌と違い、人生のミッションになっていた自分には、本当にこの合格は人生のかけがえのないものになりました。勉強、学歴において、当たり前ですが、今まで人からスゴいとか言われた事も思われた事も一切ありません。
    合格後ethicsをクリアし、州にcertificate申請するために大使館に行きました。願書出願の時も宣誓させられると思いますが合格後も同様で、その時に大使館窓口の方から、「あ〜!合格されたんですね〜スゴい〜おめでとうございます!願書出願で多くの方が来ますが、合格して又戻ってくる人はホント少ないんですよ〜スゴいです〜。」を連発され、この自分が人生で初めて第三者から「スゴい」と言われ、感動で嬉し泣きをしてしまいました。何度も人生折れましたが、この瞬間本当に人生諦めないで良かったと思いました。

    変な内容で大変申し訳ありません。
    読んでいただきどうもありがとうございます。
    私も良いブログをいつも参考にし、ブロガー合格者の方に質問や悩みなど聞いていただいておりました。
    何かありましたらいつでもどうぞ。
    合格報告待ってます!

    匿名のCPA (not in public practice)

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  2. 匿名のCPAさん、
    おはようございます。
    いつも、詳細のコメントをありがとうございます。
    Xファクターの話は、興味深く読みました。
    確かに、努力しているのに、悉く上手くいかない時期(貴公子にとっては20代全般)もあれば、努力が素直に報いられる時期もあるし、色々な事がすべて上手く回る時期もあります。
    私はそれを、「巡り合わせ」と理解しております。
    人間関係を大切にし、他人を思いやる気持ちを忘れずに、そして報われない中でも、自己研鑽努力を続けていれば、いつかは必ず好転する(Xファクターは陽転する)とナイーブに考えております。
    将棋は自分よりも弱い奴とやれば、100戦100勝します。
    一方で、貴公子が趣味とするポーカーは、ど素人でも、貴公子の様な「ポーカー研究者」に、100回に20回は勝つことができます。(運の要素があるので。)
    運と実力の要素が半々であることこそが、ポーカーの魅力と考えております。
    逆に言えば、運に頼って、努力を怠ってはダメな訳でもあります。
    同様に、ポーカーでは負けている時に、慌てて自分のスタイルを変更するのはダメで、自分のスタイルを自信をもって、貫くことが必要です。
    その意味で、試験も人生も同じかもしれませんね。
    この世のすべてに於いて、結果とか成果は簡単に出ないが、兎に角、自分のスタイルを貫いて、風向きが変わるのを待つべきでしょうね。
    「待てば、海路の日和あり。」と言いますが、色々な事が上手く運ばない時(Xファクターが暗転している時)こそが、人間の真価が問われると考えております。
    今後もコメントを楽しみにしております。

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  3. 貴公子様、匿名のCPA様

    いつも詳細で前向きになれるアドバイスをありがとうございます!
    特に匿名のCPA様には直接お礼を申し上げることができずもどかしく思っています。
    (お勧めいただいた本も読みました)

    S先生の講義はメリハリがあって面白く、
    現在のように内容を理解できていればテキストも講義も
    必要なポイントを押さえた内容だというのがとてもわかるのですが、
    自分の基礎が足りてなかった為に、途中のプロセスを省いていると感じた時、
    回答が「”a” is ”a”」のような解説で、自分の中で他の選択肢も答え候補に挙げていた時
    何故自分の答え候補が不正解なのか明確でないことがありました。

    ただ、それらを取りこぼしてきたのは自分自身だと痛感しています。
    講師が「細かいところを~」等と言ったとしても自分自身で腑に落ちないのであれば
    やはり自分でどれだけ時間を掛けてでも調べて知識として定着させることの重要性を実感しました。
    本質は理解できてないのに、浅く理解してマスターした気になっていました。

    やはりこの試験は、学力や知識はもちろんですが本当に自分を試すテストでもあるのですね。。。

    お2人にここまで励ましていただいた今は、試験自体を諦めてしまうのは人間を辞めるのと同じことだと
    思っています。

    くじけそうになった時には、こちらのコメントで前向きになれるように戻って来たいと思っています。
    本当にありがとうございます。

    追伸:貴公子様 自分の掲示板のようにコメントを書き込んですみません。

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  4. Mさん、いつもコメントをありがとうございます。
    試行錯誤をしながらも、前進をつづけてゆく姿に、勇気付けられてもおります。
    ただ、最終的には、「たかが試験」でもありますので、気長に続ける余裕も必要かと思います。
    陰ながら、応援しております。
    良い報告をお待ちしております!

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  5. M様、
    お忙しいところコメントありがとうございます。
    暑い中の受験準備は大変だと思います。
    また、本も読んでいただいたようでありがとうございます。(当時受験生の方達が推薦しており自分も購入し、必読書です)

    P校に限らず学校のテキストは受講生全員向けに作られており、自分用だけに作られてはいないので、どうしても自分なりの理解ができる工夫や補足が必要になってくると思います。
    お気づきのとおり、この試験は広く浅く、でも理解はシッカリと矛盾しております。ですので、疑問に思うところ、興味持ったところは自分は気の済むまで調べまくっておりました。その積み重ねが徐々に本当の理解へとつながっていったと思います。私もその時はちゃんと理解しているつもりが、実は浅く分かっていなかったところもあり合格点に程遠い結果となったのだと思います。

    私以外にももちろん、さらに長く挑戦されている方もいらっしゃいますが、自分がその方達の頑張りをみても、どうしてここまでできるんだろう(できたのだろう)と不思議に思います。
    楽しい事ならまだしも、自分が辛かった事をMさんに「頑張って」というのはとても矛盾しているように思います。
    ですが、Mさんに諦めたくないという気持ちがあるのであれば、その気持ちに従うべきだと思います。
    本当に直接、応援させていただきたいのですが。。。
    いつも読んでいただきありがとうございます。

    貴公子様、
    いろいろ書き込んでしまいまして、すみません。。。
    休みだったのでまたコメントしてしまいました。
    いつもありがとうございます。

    匿名のCPA (not in public practice)

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