2011年5月8日日曜日

【書評】 「韓国現代史 大統領たちの栄光と挫折」

プライベートでは、USCPAの勉強に忙殺され、まともに読書する
時間も無かったのですが、Golden Week中に、何とか一冊読みました。

中公新書から出版されている、「韓国現代史 大統領たちの栄光と挫折」です。
題名の通り、かの国の大統領は、現大統領の李明博氏に至るまで、政治的迫害を何度も受け、政界から完全引退の危機を何度も脱しながら、権力の頂点に上り詰めた様子がよく分かります。

金泳三氏、金大中氏やノムヒョン氏、すべてが、過酷な政争を経て、大統領まで、上り詰めております。
権力闘争史としても、とても面白いのだが、この政争史を通じて、韓国の現代史を理解できます。
お勧めの一冊です。


ところで、「ここまで、緊張感をもつ隣国の政治史を見ながら、我が国の政治はどうなのか?」と考えざるを得ません。
田中角栄と福田赳夫が争った1970年代から80年代中盤までの「角福戦争」等の激しい政争も、かつてはあったが、最近の「ぼんやりした首相」を見ていると、危機感を感じざるを得ませんなあ。

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