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2010年5月3日月曜日

週刊貴公子(5月第1週号) 老舗百貨店の死!

老舗百貨店に、安物店が入るのが流行の様ですね。

あろうことか、あの銀座松坂屋に、「フォーエバー21」と言うアメリカ・カジュアルのショップがオープンしました。
しかも、1階から5階までだそうです。

プレスリリースはここ。→ http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=241686&lindID=2

(以下、引用)
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現在、J.フロントリテイリンググループは、百貨店の再生に向け「新百貨店モデル」の構築に取り組んでいます。
“大衆性”を基本に、顧客層、商品構成、価格構成、テイストなどの幅を広げるとともに、お客様のニーズやウォンツの変化にスピー
ディに対応できる生産性の高い業務運営体制の確立により、「お客様がわざわざ足を運びたくなるような、魅力的で収益性の高い店舗の創造」を目指します。
松坂屋銀座店においても、顧客層の拡大、顧客ニーズへの対応力強化、店舗運営オペレーションの見直しによる
ローコスト化を推進しています。2008年には17年振りの大型改装を行い、MUJI、ABCクッキングスクール、
貴和製作所の導入など顧客に支持されるブランドやショップを積極的に取り入れ、従来の百貨店の枠にとらわれない店づくりを行ってまいりました。
その流れの中で今春、お客様から特にご要望の高い、トレンドを取り入れた低価格帯商品の強化を図るため、
今注目のアメリカの人気カジュアル衣料チェーン「フォーエバー21」を導入。1階から5階のみゆき通り側に、アジア初の旗艦店となる
「XXI at GINZA by FOREVER 21(フォーエバー21銀座店)」をオープンいたします。「フォーエバー21」
は日本の百貨店へ初の出店となります。
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「顧客層の拡大」とは、つまり大衆への開放。
「トレンドを取り入れた低価格帯商品の強化」とは、つまり安物重視。

また、新宿高島屋に、ユニクロが出店するそうです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100422/biz1004222116044-n1.htm

(以下、引用)
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ユニクロ新宿高島屋店の売り場面積は約1650平方メートルと標準店の約2倍。ベーシック衣料から高価格ブランド「+J
(プラスジェイ)」までほぼ全品目を網羅し、取扱商品は約500種類に達する。
(中略)
このため、関専務は「将来、ユニクロと商品や業態の共同開発も検討していきたい」と、ユニクロとの関係をさらに深める考えも示した。
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どうなんでしょうね。
私には、江戸時代から築いてきたブランドを、自ら捨てる様な馬鹿な破壊行為にしか見えません。
松坂屋や三越、高島屋は銀座にあり、庶民には手の出せない超高級品を扱うからこそ、企業価値があった。
私の如きのサラリーマンレベルが、とても手を出せない様なスーツを、ごく普通に売っているからこそ、
老舗百貨店の価値があったのだ。
銀座松坂屋のスーツが、紳士服のアオキのスーツの10倍品質がいいとは誰も思っていない。
おそらく、品質自体には、大した差はないでしょう。
ただ、それでもExectiveが銀座松坂屋でスーツを買うのは、当たり前ですが、ブランド力の賜物です。
金持ちが、日産のフェアレディーZを買わずに、フェラーリやランボロギー二ーを買うのと同じです。

それほどのブランド力を、自ら捨て去るとは信じられない。
ユニクロや、フォーエバー21を展開した瞬間に、銀座松坂屋は、田舎町のイトーヨーカ堂やイオンと、どこが違うのか???
いっそ、100円ショップダイソーとか、ドンキホーテーも入れたらどうでしょうか???

ただ、落胆してばかりでは芸がないので、経済学的・経営学的に分析します。
今から20年前のバブルの時代に、日本中に支店を展開し、スタッフを増やした事が、そもそもの間違いの始まりだったと思う。
「松坂屋のスーツを買いたいなら、銀座に来い!」と言う位の敷居の高さが必要なのに、バブルの波に乗って、日本全国津々浦々まで、
支店を増やし、大量採用をした。
これが間違いだったのだ。(松坂屋や高島屋は、ららぽーとでも、イオンでもないのだ。)
本来だったら、原点に戻り、「銀座店以外は閉鎖!」、「スーツは最低100万円以上!」、「紹介の無い、一見の客は入店不可!」位まで、
をやって、ブランド力を取り戻すべきである。
そうすれば、我が国に、実は腐るほど沢山いる真の上流階級の客を、いくらでも取り込めるはずだ。
それなのに、「顧客層の拡大、顧客ニーズへの対応力強化」とのたまい、「茶髪ギャルに媚びる」と言う全く逆の行動を取った。
その意味で、経営学的に間違えていると言い切る。

また、あまり言いたくはないが、ああいった老舗デパートには、私の母校の慶応経済出身のスタッフが圧倒的に多い。
(私が就職活動をしていた15年位前の頃は、社員の6~7割方がそうだった。)
従って、私の年齢(39歳)前後の人間が、実務レベルの実権を現在、握っていると考えるが、悲しいかな私の世代の慶応経済卒の人間は、
計量経済とか、ミクロ経済が花盛りの時代風潮に卒業したものばかりで(時代がそうだった。)、微分方程式を駆使し、
最適解(つまり、効用極大化計算)を導き出すのには、習熟しているが、経済思想を全く知らない。
(経済思想や経済哲学が全く軽視されていた。)
中核となるべきスタッフが、ロクに経済思想を理解せず、手先の利益計算で推し進めたのが、現在の老舗デパートの惨状だと思う。

「経済思想や哲学こそがビジネスにおいて、大切である!」と、今回のニュースを見て、改めて痛感した次第である。

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